神戸市老人福祉施設連盟
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活動状況


23年度事業計画

神戸市老人福祉施設連盟は、老施連が結成されて46年が経過し、一般社団法人に移行して2年、永年理事長を務めて頂いた吉岡正勝氏に変わり、松井年孝理事長が誕生して1年が経過しました。

老施連における平成22年度の活動は、「ろうごの日」の取組みは勿論のこと、神戸市「高齢者介護福祉士」認定試験に関し運営委員会で確認頂くと同時に募集を行うまでに至ったこと、竹内孝仁先生主導による介護専門研修(年6回の研修会と諸取組み)の実施、組織の加盟等のあり方検討委員会で老施連及び全国老施協への入会のあり方等を決定する等、大きな歴史的な取組みを行った年度でもありました。会員の皆様、その他関係団体をはじめ、お支え、ご協力頂いた皆様に感謝申し上げます。

さて、23年度は、介護保険制度の見直しと第5期介護保険事業計画の策定とこれに伴う介護報酬の改定が行われる年度でもあります。その一方で、施設独自の取り組みも進んできたことや、施設の状況が大きく変化し多くの事業を運営しなくてはならなくなったこと、さらに、会員数が増加してきたことなどから、会員の皆様一人一人のご意見が把握しにくくなってきています。こうした中で、老施連が会員の期待に応える活動の展開と同時に、社会的役割を果たすことが老施連に求められています。

23年度は、役員改選で新たな理事会体制となることや今日的な状況等を考慮し、現在の委員会体制を見直して分野別に対応する委員会に再編成し再出発したいと考えています。具体的には、以下の取組みを行うため、理事会を先頭に、会員である全施設長、職員が協力し合って取組みの前進を図ることとします。

23年度事業計画

一、日常活動体制は、以下の考えで取組みや情報交換を行います。
  • 23年度の活動についても、委員会活動を中心に行います。
    具体的には、副理事長の総括担当と理事の実行担当理事を中心に対応します。
  • 委員会の活動は、理事や会員に係わらず、特定の人に偏ることなく、より多くの人が係わり、より多くの人による活動を展開することを基本とします。
  • 22年度までの11委員会体制の見直しを行い、分野別の6委員会体制に再編を行います。
  • 施設長会議は、全体で行う施設長会議、種別で行う養護、軽費・ケアハウス、デイサービス、ユニットケアとします。ただし、デイサービスについては、人数が多数にわたることから、代表制として一定数に限定することとします。
  • ブロック別施設長会議については、引続き5ブロックでとします。
    実行担当理事を中心に運営と内容充実を図ることとします。
    ●須磨・垂水ブロック : 毎月第3火曜日午前、西ブロック : 偶数月第1金曜午後
    ●北ブロック : 偶数月第3水曜日午後、東ブロック : 偶数月第3火曜日午後
    ●兵庫・長田ブロック : 第3水曜日午後
二、23年度の委員会は、以下の通り設置します。

なお、2つの委員会にまたがる場合又は新たな課題が生じた場合は、
理事会で決定し必要な対応を行います。

  • 社会活動委員会=主に市民対策・社会貢献等の課題を担当します。
  • 調査研究委員会=各種政策の検討、要望事項のまとめ、各種調査関係等の課題を担当します。
  • ネットワーク委員会=医師会、介護サービス協会等他団体との対応等の課題を担当します。
  • サポート委員会=会員全体の課題や会員が期待する課題等を担当します。
  • サービス向上委員会=介護職員の人材育成、サービスの質の向上等の課題を担当します。
  • 災害対策委員会=災害に対する啓発活動、災害時における救援活動等の課題を担当します。
三、具体的な委員会の活動を以下の通りとします。

【社会活動委員会】

  • 利用者・市民との対話委員会が取組んできた「ろうごの日」に関する推進会議対応、作文・川柳の募集、市民との対話集会を開催の取組みます。
    23年度は、6月3日市民との対話集会を神戸文化ホールで開催します。
  • 機関紙編集員会が取組んできた機関紙発行を担当します。
    発行は、年2回を継続することとし、特集等が読者に関心ある内容が掲載できるよう努めます。
  • 特養、養護、ケアハウス等の入所に関する相談は、申込・利用する側の市民にとっては大きな重要な課題であります。また、施設が選択される状況になってきた今日、事業者側にとっても重要な課題であります。
    そこで、この重要課題に対応するため、市民からの相談窓口を設置すべきとの意見を受け、設置する方向で検討を開始します。なお、検討にあたっては、生活相談員会の協力を得ることとします。
  • 社会貢献活動の一環でもある成年後見制度における市民後見人の育成に協力します。
  • サービス向上委員会で取組んだ、施設サービスガイドブックの担当を引き継ぎます。
  • 元気アップ委員会で取組んできた神戸市「高齢者施設介護士」認定試験制度の課題は、23年度の試験終了までこの委員会が引き継ぐこととします。
    その後の対応については、状況の推移を見て改めて判断することとします。

【調査研究委員会】

  • 施設運営を考える委員会が取組んできた施設長の勉強会、予算要望や介護保険制度見直し等の要望のまとめと対応、福祉あんしん機構神戸の閉鎖時問題となった第3者評価的なサービス評価の検討の課題を引き継ぎ対応します。
  • 元気アップ委員会が取組んできた賃金実態調査、議論となった職員の意識実態調査の実施の可否の検討等を引き継ぎます。
  • その他、政策的課題については必要の都度委員会で検討します。

【ネットワーク委員会】

  • ネットワーク委員会が取組んできた神戸市の緊急入所等の関係を引き継ぎ担当します。
    入所基準の明確化、入所基準の緩和等を求めることとします。
  • 高齢者地域福祉におけるセーフティネットの意義や公共性、それを担っている責任についての内部浸透、外部との連携が重要です。
    この考え方に基づき、具体的な実効性を図る一環として、昨年末発行したセーフティネットハンドブックの内容浸透を図るため、6月に入所担当責任者及びショート担当責任者の合同の説明会を開催します。
  • 緊急ショート空床情報システムについては、可能な限り月2回更新から、月4回又は毎日更新に向け各施設担当者で努力することとします。また、緊急ショートの調整機能が高まるよう引き続き6カ月に1回のショート担当責任者会議を開催します。
  • デイサービス対策委員会で取組んできたデイサービス・ショートステイ共通受付票の維持管理を引き継ぎ、より充実した内容とすると共に、より浸透が図れるようにします。
  • 嘱託医問題に係わる医師会対策を引き継ぎ、前進に向け努力します。
  • 神戸市介護サービス協会には、多くの役員を派遣し影響力が大きいことにも鑑み、対応の一元化が図れるかを検討します。
  • 神戸市ケアマネジャー連絡会との対応や連携を強めます。

【サポート委員会】

  • 老施連の活動を考える委員会で取組んできた、福祉人材の確保や養成等の活動を引き継ぎます。具体的には、ハローワーク、兵庫県人材センター、養成学校連絡会などとの連携を深めます。
    なお、老施連が福祉人材の育成を担うかは大きな課題であり、慎重に検討します。
  • 同じく、老施連の活動を考える委員会で取組んできた、施設長や職員の期待に応える活動についても引き継ぎ検討します。具体的に、何が求められているのか把握できるよう検討します。
  • 元気アップ委員会で取組んできた、職員の悩みの電話相談である「元気アップほっとライン」を引き継ぎ担当します。
    なお、次年度からは、実績等を考慮し、第1及び第3週の水曜日のみに縮小します。

【サービス向上委員会】

  • サービス向上委員会の構成を一部変更し、各ブロック別施設長から1名と各職種部会1名とします。
  • リーダー研修、リーダーレベルアップ研修は、以下の通り計画します。
    ○ リーダー研修 : 6月20日(月)、9月6日(火)
    ○ リーダーレベルアップ研修 : 7月26日(火)〜27日、10月18日(火)〜19日
  • 中途採用者研修に変わる接遇・マナー研修を6月と7月に実施します。
  • 介護専門研修の実施
    (1) 昨年度と同様竹内先生のご協力を得て、6回コースで研修会を開催します。
    日程等決まり次第募集を行います。
    (2) 施設からの参加のあり方については、前年度の状況などから最低複数の参加を前提とします。なお、第1回目は、施設長又は介護責任者の参加を求めることとします。合わせて、看護師の積極的参加も要請します。
  • 介護専門フォローアップ研修会の開催
    (1) 22年度受講者を対象にして成果発表会を11月頃計画します。
    (2) 発表会に向け、成果が発表できるよう目的の明確化、取組み内容の決定、取組み経過の記録、取組み結果の分析等対応に心がけて下さい。
  • 介護基礎研修の実施
    (1) 22年度取組んだ介護基礎研修を引続き計画します。
    (2) この研修は、施設長又は相談員等と介護職がセットで参加する研修で2日間の研修とします。
    (3) 内容は、ケアに必要な知識と考え方、トランスファの考え方と実技を中心とします。
    (4) 実施時期は、上半期で計画をすることとします。
  • 介護基礎研修フォローアップ研修会の開催
    (1) 22年度介護基礎研修修了者を中心に、シーティング、症状別対応等さらに知識と技術を深める研修会を開催することとします。
  • 23年度のリーダー研修及びリーダーレベルアップ研修は、それぞれ2回開催することとします。
  • 看護師と介護職員の協働連携による医療的ケア問題については、各施設での実施状況、全国的または県域の状況をも見ながら検討することとします。
  • その他の課題への取組みや研修については、今後委員会の中で検討します。

【災害対策委員会】

  • 災害対策委員会は、従来の取組みを強化発展させることとします。
  • 災害対策連絡網及び区別担当責任者等を明確にした災害対策組織図等を完成させ、関係者の会議を開催し、認識合わせを行うこととします。
  • 災害時の福祉拠点の役割を担う施設が、機能するため神戸市との話し合いを進めることとします。
  • 1.17備蓄食の試食・マニュアルによる防災点検等と合わせ意識啓もう活動を行うこととします。
    合わせて、防災・福祉コミュニティへの参加を働きかけることとします。
四、各種施設長会議は、以下の通りとします。

【施設長会議】

  • 全施設の施設長を対象とした施設長会議は、年間最低3回は開催します。
  • 事業計画の取組み課題への対応や進捗の報告、全体の会議で対応した方が良いと判断される課題等について取組みの提案要請、報告等を行います。
  • 必要に応じて、介護報酬関係の報告や講演なども組み合わせます。

【養護施設長会議】

  • 円滑な施設運営のため、各区役所老人担当職員との定期的な意見交換会の開催に取組みます。
  • 入所依頼書、調査票、健康診断書等に入所判定に必要な情報が盛り込まれるよう、当該書類様式の改定を神戸市に提案します。
  • 養護の本来あるべき姿を検証し、特養との違いを明確にし、措置施設としての継続的、安定的な経営のあり方を検討します。
  • 養護のソーシャルワーク機能の強化のために、養護老人ホームの相談員の勉強会を開催します。

【軽費・ケアハウス施設長会議】

  • ケアハウス施設が増加していることから、施設長会議の開催の意義はあると判断されます。
    6月・9月・12月・3月の定期開催とします。
  • ケアハウスにおける「モデル契約書」の作成ができるよう努力します。

【ユニット型施設長会議】

  • ユニットケアにおける職員の負担増、サービスの質の向上、さらに経営などの課題に対し、何が改善できるか、何をどのように要求すれば問題をクローズアップさせることができるか等、会議を通じ整理が図れるよう努力します。
  • 小規模特養などの増加の傾向になっていることもあり、委員会の構成のあり方について検討します。

【デイサービス施設長会議】

  • デイサービス施設長会議は、理事会の担当理事と各ブロック1名を選出された施設長でもって構成することとします。
  • 介護基礎研修は、サービス向上委員会へ、デイサービス・ショートステイ受付票の維持管理はネットワーク委員会に引き継ぐこととします。
  • デイサービスセンター全体に係わる課題については、会議のあり方を工夫します。

【ブロック別施設長会議】

  • ブロック別施設長会議は、引続き偶数月開催(須磨・垂水ブロックは各月)とします。
  • ブロック別施設長会議は、参加して意義があるよう会議とするため、理事会からの報告・要請、施設間の意見交換に止まらず、各ブロック内で工夫して頂くようお願いします。
    具体的には、行政等からの説明や他団体との連携、研修、協力し合っての取組み等を検討して下さい。
五、老施連会費の改正について
  • 老施連の会費は、以前から全国老施協及び近老協の会費を含めた会費として金額を定めてきました。
  • 今回、組織の加盟等のあり方検討委員会及び理事会において検討された結果、全国老施協及び近老協の会費を除いた老施連会費を設定することが確認され、具体的な金額を決定されました。具体的な金額は、運営規程の改正案で提起していますのでご承認を願います。
  • なお、今回は、時間の都合などもあり、暫定的な改正となっていますので、今後の老施連の活動内容、老施連体制、会費の枠組み等の議論は、今後の課題としていますのでご了承願います。
六、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)への対応について
  • 平成23年3月11日午後2時46分に発生した東北・関東地方を襲った東日本大地震は、マグニチュード9.0という世界最大級規模でした。
    その結果、津波による影響が大きく災害規模は日本の歴史にないほどの大惨事となりました。また、原子力発電所が災害となり、放射能漏れ、計画停電などで日本経済・社会を混乱させています。
  • 一方、阪神淡路大震災で全国各地から激励と支援を多く頂いてきた私たちは、その時の感謝の気持ちは記憶に新しい。「今何かしたい」、「何かしなければ」の思いも強い。
  • 老施連としての対応方針を決定するため3月22日の災害対策委員会を開催し、今日段階における状況をもとに検討した結果、老施連として以下の対応を行うことを確認しました。
    (1) 全国老施協、神戸市、兵庫県社協等から要請される事項については、最大限努力する。
    (2) このことを前提に、当面求められている義援金の募金を行うこととし、1千万円を目標とする。具体的には、各施設一口5万円とし義援金の協力要請を行う。
    なお、規模等により各施設で判断願う。合わせて、特別会計(社会貢献基金)から最大500万円の限度で支出し、義援金に充てる。
    (3) 今後の具体的取組みは、災害対策委員会で検討を行い、対応を進めることとします。

以上。

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